「カメラ自分史」を作ってみた
「カメラ自分史」を作ってみた。
これまでいろんなカメラを買ったり手放したりを繰り返してきたんだけど、いったいどんな変遷を辿ってきたのかを、一度「可視化」してみたいと思った。
「可視化する」というのは、何かを振り返るときには重要なことだ。人間の記憶なんて案外いい加減なもので、あとで調べてみると勘違いしていた、なんてことも結構多い。
この「カメラ自分史」に限って言えば、可視化する必要があるのかといえば、別にしなくても困ることではないし、しなければならない理由もない。ただの興味本位でしかない。
でも、こうやって改めて図にしてみると、買ったときの動機だったり、手放したときの気持ちだったり、あるいはそのカメラを使っていた頃にどんな出来事があって、どんな思いで使っていたのか等々、忘れかけていたことが頭の中に蘇ってきて、純粋に面白い作業だった。
今回は「いったん形にしてみたよ」というだけの報告に留めるけど、どこかで部分部分を切り取って、別立てで記事を書いてみようかとも思っている。それがカメラ毎に書くのがいいのか、年で区切って書くのがいいのか、それはまだ整理できていないんだけど。
もし興味があったら、みなさんもやってみてください。他の方のも見てみたい(笑)
ちなみに、今回は「一眼レフ、ミラーレス等のレンズ交換式デジタルカメラ、および4/3以上のセンサーサイズを有するデジタルカメラのみ記載」という条件でまとめたので、それ以外のコンパクトデジタルカメラやフィルムカメラは除外した。そこまで書き出すともうワケがわからなくなる。というか追いかけられない ^^;
できればレンズもまとめてみたかった気持ちはあるんだけど、たぶんとんでもない表になってしまうと思うので、それはまた気が向いたら、ということにさせてもらう。だって、しんどいもん。というか、まとめるのが恐ろしい…
ではでは。
ライカQ2を持って浦賀へ行ってきた
1月最後の日曜日。快晴。ライカQ2を持って無性にどこかへ出かけたくなった。
ただ、緊急事態宣言下なので、県外へは行きたくない。
「どこかいいところないだろうか。できれば行ったことないところがいいな」
そんな場所あるかな、と思いながら地図を眺めていた。
あった。
「浦賀」。ペリー来航の地。
横須賀には何度か行っているが、考えてみれば浦賀って行ったことなかった。
京急にも大変お世話になっているが、いつも向かうのは久里浜・三崎口方面。
そもそも「京急本線」って、浦賀の方だからね。三崎口へ伸びているのは「久里浜線」。あっちは支線なのだ、実は。
というワケで、行ってみた。
浦賀駅
こちらが浦賀駅。いかにもってカンジの終着駅。
駅に置いてあるリーフレットをいただく。これを頼りに回ることにした。
駅を出て、目の前の交差点を渡ると、立派な黒船がお迎えしてくれる。
西浦賀
浦賀は、港を隔てて西側と東側に分かれている。とりあえずこの看板に向かって右手となる西浦賀から回ってみることにした。
壁伝いに地元の方が書かれた絵が並んでいる。これを眺めているだけでも飽きない。
そのまま歩を進めていくと、「浦賀ドック」の入り口に辿り着く。
中には入れないけど、フェンス越しに骨組みが見えたりする。昭和18年に作られて解体されずに残されているクレーンらしい。なんだかアニメに出てきそうな風景だ。
このあたりで裏道に分岐する。
これが「浦賀道」の旧道らしい。こんな案内看板が至るところに立っている。
その旧道沿いに神社がある。浦賀には、港を挟んで東西の叶神社があって、こちらが「西叶神社」。
江ノ島へ行ったときも思ったが、ライカQ2はこういう寺社仏閣を撮ると実に味わい深い色味を出してくれる。いつかこれを持って京都へ行きたい。
早くいなくならないかな、コロ助。
それにしても観光地然としていない町並みの雰囲気がいい。まるで昭和だ。
そんな光景を眺めつつ歩いていると「浦賀園」とも呼ばれる「愛宕山公園」の入口に着く。明治24年に開園した公園とだけあって、この門の佇まいからしてわくわくしてしまう。
いったん山を下りて、今度は海沿いのプロムナードへ。
ごくごく普通の、ある晴れた冬の日曜の朝。自分にとっては小旅行だけど、地元の方々にとってはいつもの日常だ。
為朝神社。源為朝が祀られている。
これこれ、この描写!ライカQ2の真骨頂じゃない?
浦賀奉行跡に着いた。
ホントに何もない。何もないからこそ、説明から当時の様子を想像してみるのもいい。
ここで自分の体力や時間と相談して、東浦賀へ向かうことにした。向こう岸になるので「渡し船」を使う。いまどき「渡し船」なんて乗れる機会そうそうないでしょ?凄くない?
所要時間3分程度なので、少し待てば船は対岸からあっという間にやってくる。
乗り込んだはいいが、どうもシステムがわからない。料金はどうすれば?とまごついていたら、後ろから乗られた地元の方々と思われるご婦人方が手慣れた手付きで「料金箱」に小銭を入れられていた。
ああなるほど。そういうシステムなのね。お金も払わずに着席してしまってなんだかバツが悪くなってしまい(苦笑)、「すみません…」と心の中でつぶやきながら料金箱に100円玉2枚を入れた。
乗船中に撮る写真は水平との戦い。現像で直しちゃった。てへぺろ!
東浦賀
乗ってしまえばあっという間で、さっきまでひいこら言いながら上っていた愛宕山がはるか向こうになってしまった。
このすぐ近くに「徳田屋跡」という、吉田松陰や桂小五郎、安藤広重らが泊まったという旅館の跡地があるはずなんだけど…はて、どこだろう?
なんだかレトロだなーと思いながら見ていた建物はあったんだけど…いや、地図的にこれしかあり得ない、これだ!
看板も案内板も(自分が見た限り)見つけられなかったので、危うく通り過ぎるところだった。浦賀、恐るべし。
東叶神社へ向かう途中、さっき西にあった船たちが見える駐車場があったのでちょっと寄り道。
奥に小洒落た喫茶店があったけど、コロちゃんの影響で営業中止だった。
勝海舟断食修行の碑があるらしい。ええい、山頂はまだか!
山頂には「浦賀城跡」の立て札があった。そうか。城跡だったのか。そりゃ上り切るまでしんどいワケだ。納得。
ガクガクする膝をなだめながら山を下り、浦賀駅へ戻る途中「八雲神社」というお社の看板が見えたので寄ることにした。
拙者、森高千里世代ですから。この名前には弱い(笑)
願いごとひとつ叶うなら、あの頃に戻りたい。
ヌシと思われるネコ様がいらっしゃった。近づいても逃げなくて、床でゴロゴロし始めたから「おお!」と思いながらカメラを向けたら奥の方へ行かれてしまった。残念。
馬堀海岸
実は浦賀駅でこちらのリーフレットももらっていた。今度はこれを頼りに観音崎方面へ。
駅から海岸までは意外に距離があって、その間は延々と整備された住宅街が続く。そこを抜けると、こんな洒落た交差点に突き当たる。
浦賀でも思ったけど、海の水がホントにキレイ。
散歩道が終わると「走水海岸」というエリアになる。桜の木が立ち並んでいる。春はさぞかしきれいなんだろうなあ。
この時点で13時だったので、割烹旅館のレストランに立ち寄ることにした。
メニューはどれも美味しそうで目移りしたが、刺身と天ぷらがセットになった「磯定食」1,600円を注文。
食事後、1階のフロントで会計の際、対応いただいたご年配のママさんと若旦那さんと少し会話した。写真が目的で来たと告げると、この少し先に見晴らしスポットがあってカメラマンに人気だから寄ってみるといいよと教わった。こういう地元情報をくださるお店は本当にありがたい。とても親切で気さくな方々だった。ごちそうさまでした!
ということだったので、そちらへ足を運んでみた。
梅の花も。
ダイヤモンド富士も撮れちゃうらしい。
さらに先へ行くと、漁港に着く。
ライカQ2が出してくれる色に惚れ惚れする。もちろん、現場の雰囲気が素晴らしいからこそでもある。
観音崎
この旅のラストは、観音崎。
そして、観音崎公園。
この看板をそのままにしているセンスを心から讃えたい。キレイなモノが必ずしもいいってもんじゃない。
シンボルでもある灯台は、残念ながらアイツの影響で内部見学はできず。でも美しい。ただそれだけで、十分。
このあたり、普通に写真だけ並べているけど、実はもうヨレヨレでした(笑)
もう限界です。最寄りの停留所からバスに乗って帰宅。お疲れ様!
小旅行を終えて
全部で15kmくらい歩いたんじゃないかな…それも平坦な道ばかりじゃなくて、坂道も多くてさ。おかげで三日間ほど足腰が痛かった(笑)
でも、これがもしライカQ2じゃなくて、他のフルサイズの一眼レフやミラーレスだったとしたら、間違いなくもっと足腰に負担がかかっていたと思う。
まさにこういう使い方をするときを想定して
「これ一台あれば済ませられるんじゃない?」
と思ってライカQ2を買う決断をしたので、やっぱりこの選択は自分にとってベストアンサーだったんじゃないかな。
もう若くないんだもん。悲しいけどこれ、現実なのよね。
「28mm単焦点」というカメラの使いづらさに躊躇いを感じる人はいると思う。事実自分もそうだった。でも、ライカQ2は35mmや50mmのクロップを気兼ねなく使うことができる。75mmも一応使えないこともない。よって、ほぼ「標準ズーム」の焦点域をカバーすることができる。しかも「ズミルックス」で!
やっぱりいいカメラだよ、ライカQ2。もっと遊ぼう。
あ。あと、浦賀、めちゃめちゃ楽しいですよ!
「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」をネガフィルム撮影に使ってみた
「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」という、ニコンのフルサイズ対応の単焦点レンズがある。
※APS-Cサイズ機(DXフォーマット)用の「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」とは別物です。
ボクはこのレンズが結構好きでよく使う。ツイッターのTLを拝見していても、好んで使う方が多いみたい。
カタログスペック上では特別に物凄いレンズというワケではないんだけど、滑らかなボケと、ナチュラルでしっとりした描写がとにかく心地いい。また、軽量コンパクトで気軽に持ち出せるのも出動機会の多さにつながっている。
で、今回試してみたかったことがある。それは…
「このレンズを、ネガフィルム撮影に使ってみたらどんな描写になるのか?」
という、ちょっとした興味からの実験です(笑)
この実験に使った銀塩一眼レフは、こちら。
「Nikon U2」という、ニコンフィルム一眼レフカメラのエントリー機最終形態。
普及機だけあって、珍しくもなく、作りもチープなカンジは否めないので中古カメラ市場では超安値で叩き売りされちゃっているけど、性能自体は実は結構いい。
加えて、いま現役で発売されているニコンのデジタル一眼レフと操作系がほぼ共通なので、ニコン機を使っている人ならば使いやすいのも魅力。
ちなみに私、なぜかU2発売当時のカタログも持っています。
もしかしたら、今となってはカメラ本体よりもこっちを探す方が難しいかもしれない(笑)
というワケで、早速このコに35/1.8Gをつけてみる。
はい、全く違和感ありません。バランスも悪くない。というか、むしろちょうどいい。
これで準備も整った。
さて。今回撮影に選んだスポットは、横浜の「三渓園」。
四季折々の風景が楽しめる、国の指定名勝。では、行ってみましょう!
アクセスは幾通りかの方法があるんだけど、自分は横浜駅方面からの市営バスで向かった。
記念すべき最初のワンカットは、下車したバス停「桜道」。ここから三渓園の入り口までは桜並木があって、春にはそんな風景も楽しめちゃう。
正門門柱の表札から、既に風情たっぷり。
門を抜け、入園受付を済ませると、すぐに左手前方にある大きな池と、その向こうにそびえ立つ三重塔が目に飛び込んでくる。
たぶんみんなまずここで写真を撮る。とりあえず自分も定番のカットを。
ズームレンズで中望遠までカバーしていれば、縦構図で撮るのもいいと思う。
池に沿って歩を進めていくと、右手に「鶴翔閣」という建物が見えてくる。1902年の建築だそうな。
その奥にある「ボイラー室跡」を撮って、鳥肌が立った。このレンズの真骨頂だと思う。現場の湿度感が見事に再現されている。ネガフィルムでこの表現力は凄い。
さらに進んで、右手へ折れると立派な門が見えてくる。京都東山の西方寺から移築されたものらしい。
こんな撮り方ができるのもこのレンズならでは。柔らかいボケがたまらない。
通常であれば、この先にある「臨春閣」という建物が内部見学できてカメラ的にもフォトジェニックなんだけど、現在補修工事を行っているので今回は入れず。工事が終わったらまた撮りに来たい。
臨春閣の奥へ回り込む。ここもみんなが写真を撮りたくなるフォトスポット。
その先は階段を上っていく。
頂上に「天授院」という重要文化財が立っている。こちらは1651年に鎌倉の寺院で建てられたものを、大正時代に移築したらしい。
見下ろすとこんな風景が。
階段を下りて、右手に位置している「聴秋閣」。京都の二条城内にあった建物らしい。そうと知ったからかどうか分からないけど、京都っぽいニオイがする。
ピントを外してしまったのは不覚。まあそれもフィルムで撮るときならではのことだから、そんなのも含めて楽しむのがいいと思う。
そこから後ろを振り返ったらこんな風景。ちょうど成人の日だったので、振袖姿の女性もちらほらと見られた。確かにここは着物姿が映える場所だ。いいチョイスだなあ。
竹やぶも絵になる。
少しだけど花が咲いている梅の木もあったので、三重塔と一緒に撮ってみた。
梅林の奥にある滝からの流れ。たぶん滝にピントを合わせたんだと思う。もうちょっと絞って撮ればよかった。ついつい絞り開放ザムライになってしまう(笑)
橋のひとつひとつにもちゃんと名前がついている。
この日は本当に寒くて、ここまで撮ってまだ11時半頃だったんだけど、お腹も空いたし、何より暖を取りたかったので「待春軒」という園内の食事処へ駆け込んだ。
本来はそばが名物のお店なんだけど、寒さのあまり「とん汁うどん」というメニューの名前にノックアウトされて、今回はこれをいただくことにした。
「とん汁」だけでも十分強いのに、これが「うどん」と合体してしまったのだ。極寒の中でこれに勝てるメニューなどない。
ちなみにこのレンズはテーブルフォトにも強い。おかげでとん汁うどんが美味しそうに撮れた。
腹ごしらえもして温まったので、撮影再開。
この日の中でも特にお気に入りの写真。これもこのレンズの力だと思う。
ちょうどこれで園内を一周した。まだフィルムのコマが余っているのでもう一回まわってみる。
松を主役にするのもアリ。
サギさんを主役に立てるのもアリ。
こういう額縁的な構図をつい使ってしまいたくなるのは、京都で寺院や庭園を撮りまくっていて身についたクセなんだと思う。
と、まだ半周もしないうちにまた寒風が襲ってきた。目の前には茶寮が、、、
入るしかないでしょ。
こちらでは甘酒とみたらし団子をいただいた。このレンズで良かったと思った一瞬。
隣の席では成人式の親子がお昼ごはんを食べていた。「おめでとうございます」のひとことくらいかけてあげれば良かったかな。
いや、こんなヘンなカメラぶらさげて一人で来ているおっさんに話しかけられたらキモいか。下手したら通報されるかもしれない。やめておいて正解だった。きっと。
あと数コマ撮れそうなので、最後に「松風閣」という展望台に上ってみることにした。
この一帯は海沿いに製油所が並んでいるのでこんな景色が広がっている。でも富士山も見えるのがすごい。
ラスト一枚は、三重塔の横で庭園を上から眺めたカットで終了。
この日使ったフィルムは、コダックのGOLD200。
いよいよフィルムもお高くなってきたし、楽しめるうちに楽しんでおかないとね。
ということで、「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」をニコンU2にくっつけて遊ぶのは、率直に言って楽しかった。
もともとU2には「AF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G」という軽量コンパクトかつ優秀なキットレンズがついていて、それだけで十分楽しめるんだけど、35mm単焦点で楽しむのもいいと思う。このレンズだからこそ撮れた!っていう絵もあったしね。
~~~ ここから先は余談です ~~~
自分は「U2」に特別な愛着心を感じているんだけど、これには一応ワケがある。
ボクが人生で最初に手にした一眼レフは、ニコンの「D40」だったんだけど、U2って、サイズから何からD40にそっくりなんだよね。
いや、正確にはD40がU2に似ているんだけど(笑)。でも、世間やニコンの時系列ではそうなんだろうけど、ボクの中ではそういう順序なので。
実際にD40が手元にあるので、ちょっと並べてみた。
ま、当たり前といえば当たり前なんだけどね。ちょうどフィルムからデジタルに本格移行する過渡期で、U2の位置付けに相当する機種がD40だったんだから、まあそうなるワケですわ。
D40はもうすっかり出番も減っちゃったけど、売ってどうなるような機種でもないので、思い出とともに手元に置いておくことにした。たぶんこの先、動かなくなっても持ち続けると思う。
U2はD40の前世みたいな存在だろうから(笑)、こちらも使える限りは手元において遊んであげたいと思う。だって使いやすいんだもん。
ああ。カメラって楽しいね。フィルムも、デジタルも。
今日もライカQ2がエモかった
困った。
今日は本来であれば、別の記事を書く予定だった。
だったんだけど、今日もライカQ2がエモかった。
エモいんだからしゃーない。どうしてもライカQ2の写真をお見せしたい。だから予定変更!
今日は趣味で習っているフルートの月イチのレッスン日。
ボクのカバンには、フルートと、教本と、あとなぜかライカQ2。
まずは駅のホームでライカQ2を取り出す。
線路脇の土嚢でさえも絵になる。なんだこれ。
レッスン前に、駅前の人気店でランチにしたハンバーガー。先生にもオススメされていてずっと行きたかったんだけど、人気店だけあっていつも行列で入れなかった。
幸か不幸か、緊急事態宣言の影響で初めて入れてしまった。ウワサ通り美味しかった。店員さんもめっちゃ感じ良かった。テイクアウトのお客さんも多かった。
きれいな色してるだろ。ウソみたいだろ。ガラス越しなんだぜ。それで。
公衆電話ってこんなに深い色してたっけ。思わずご利用したくなる。
「パラサイト 半地下のホーム」。映画にできそう。
このあと、石川町で降りて、元町から山下公園へ行ってみることにした。
お花屋さんが繁盛していた。みんな密にならないように気をつけながら集まっていた。
緊急事態宣言の影響で人が少ないのは当然なんだけど、空きテナントが目立っていたのはちょっぴりさみしかった。がんばれ元町。
中華街もがんばれ。
この写真、今日撮った中でも指折りでお気に入り。ガラスってマジックだ。
昨年から走り出した、連節バスの「ベイサイドブルー」。ライカQ2で撮ってももちろんカッコイイ。
山下公園に着いた。
マクロモードで撮ったバラ。なんという優しい写り。
いつもの噴水なのに解像感がダンチですごい。
冬の午後はこんなのも撮れるのがいい。
山下公園は犬連れの方も多い。
青がことごとく美しい。
これはちょっと狙ったアングル(笑)
「写真は引き算」っていう基本を、時々思い出しながら撮ってる。
この写真は、家に帰って現像していてビビった。
拙者、「絞り開放ザムライ」なのでほとんどのカットを絞り開放で撮っていて、これもそうなんだけど、真ん中のカモメさんを拡大したらエグかった。
こんな解像ってある???28mmのf/1.7で撮っているのに。
ホントおかしいよこのカメラ(褒めてる)
誰かの落とし物って、撮りがち。
拙者、絞り開放ザムライだけどさすがにこれは絞った。f/6.3だ。でもパッキパキってカンジではない。なんていうか、ちょうどいい。
フェンス越しに撮るのが好きだったりする。
ピントが迷子な写真でさえも愛おしい。
横を通ったお姉さんが夕日に向かっていきなりナイスポーズ!ありがとうお姉さん。
あかいくつバスも映える。横浜市のバスは本当にデザインセンスがいい。
お決まりのカットも一枚おさめておいた。
最後に横浜税関、「クイーンの塔」を撮って、おしまい。
今日もライカQ2がエモかった。
「OLYMPUS TRIP35」で江ノ島を撮っていた
「OLYMPUS TRIP35」というフィルムカメラがある。
自分はこのカメラが好きで、よく持ち出す。
<好きなところ>
- コンパクト
- 電池がいらない
- 結構よく写る
- 気軽に撮れる
- 40mmという絶妙な焦点距離
フィルムカメラのことをよく知らない人でも、ほぼ「写ルンです」感覚で撮れちゃう。
基本、ファインダーを覗いて、シャッターを押して、フィルムを巻き上げる。それだけ。
ただひとつ、「ピントを合わせる」という作業だけは必要。
被写体までのおおよその距離を確認して、人のマークでピントを合わせる、いわゆる「目測カメラ」。「ゾーンフォーカス」っていうヤツ。
1人=1m、2人=1.5m、3人=3m、山=∞。こんなカンジ。
これだけ見ると最初は戸惑いもあるかもだけど、いざ撮ってみるとそんなにズレない。大丈夫。
昨年11月にこのカメラを持って片瀬江ノ島に行った際のフィルムを、最近になってようやく現像に出して返ってきた。まあまあ撮れているから、見てやってほしい。
江ノ電の江ノ島駅に来たらみんな撮るやつ。多分最短の1mで撮ってる。
どう?まあまあ合ってるでしょ、ピント。で、背景もそれなりにボケてる。
これもたぶん1m。「僕の顔をお食べよ」。
こんな遠景を撮るなら、もう山のマークに合わせっぱなしでOK。これで無敵!
あとはもうとりあえず見てちょーだい。
そろそろ帰ろうと思ったけど、まだ数枚撮れそうだったので、最後は ROUTE134 の歩道橋の上から撮った。
サーファーさんたちのお帰りを撮ったら、フィルムが終わった。みんなおつかれさま。
今回使ったフィルムは、「Lomography Color Negative 100」。
確か家を出る時は晴れ予報で、でもいざ着いてみたら曇りがちだったので、ISO100は失敗したと思った。でも撮ってみたらまあまあよかったので結果オーライ。
このカメラで、ネガフィルムで撮る時はそのくらいの心持ちでいい。細かいことは気にしない。
ところで「目測」って、たぶんみんな何かしらの「自分基準」を持っているんじゃないかな。
自分の場合は、だいたいこんなカンジ。
- 1メートル:「めいっぱい手を伸ばすんだけど、あとちょっと、届かないかな?」くらいの距離
- 1.5メートル:「もし自分がこのまま『パタン』と前に倒れたら、あそこならアタマぶつけるかな?」くらいの距離
- 2メートル:「掛け布団を『ぶわっ!』ってしたら、先っぽはちょうどあのへんかな?」くらいの距離
- 3メートル:「軽自動車1台分ほど先かな?」くらいの距離
たぶん参考にならないし、参考にしない方がいいと思う。知らんけど。
「OLYMPUS TRIP35」、いいカメラだよ。
ライカQ2で江ノ島を撮ってきた
ライカQ2を買った。
昨日の朝は近所の公園を撮った。
冬の朝はいい。清少納言も言ってた。
低い角度から射し込む光など言ふべきにあらず、カメラ持て撮るも、いとつきづきし。知らんけど。
で、次は朝のソラとウミを撮ってみたくなった。もちろんライカQ2で。
緊急事態宣言が出てしまったので遠出はできない。自分の行動範囲でなら、ヨコハマか江ノ島のほぼ二択なんだけど、今回は気分的になんとなく後者を選んだ。
朝5時台の電車に乗り、小田急江ノ島線に乗り換えて、鵠沼海岸駅で降りて、海岸を目指してひたすら住宅街を歩く。
あまりにも寒かったので、途中の自動販売機でホットレモンを買った。けど、あまり温まっていなかった。ぴえん。カイロ持ってこなかった自分がアホなんだけど。
(どうでもいいけど、鵠沼海岸と片瀬江ノ島の間にもうひとつ駅ほしいよね)
歩くこと約10分。着いた!
キレイな三日月のオマケつき。美しい…
金色に輝く江ノ島に見とれながら夢中でシャッターを切っていると、波打ち際でお戯れになっておられるハクセキレイ様の群れがやって来られた。
寒さでかじかんだ手で慌ててカメラをあれこれいじっているうちに目の前を通り過ぎてしまったので、後ろ姿のみ。でも、期せずして富士山と一緒に撮れた。
ちなみに、ライカQ2は28mm単焦点レンズのカメラだけど、ボタンひとつで35mm、50mm、75mmのクロップに切り替えることができるので、ズームレンズみたいな使い方もできる。これは50mmで切り取った。
あくまでもズームではなくクロップなので画素数は減ってしまうけど、もともと4,730万画素あるので50mmでも1,470万画素は残る。十分だ。
もう一度振り返って、江ノ島。
さらに振り返って、焼けてきた富士山。
この時間は、サーファーか犬の散歩か、あとはジョギングをしている人くらいしかいない。みなさんお疲れさまです。
ちなみにカメラマンは、自分のほかにはあとひとり、三脚と望遠レンズのおじさんしかいなかった。そういえばもう長いこと持ち出していないなあ、三脚。
ここまで来ると他にもカメラ構えている人がいた。
弁天橋を渡り、江ノ島へ。
江島神社。
どこの神社もコロ助の影響で手水が使えなくなっているけど、江島神社はお花を生けて「華手水」という形式にされていた。「目で心を清めてください」とのこと。粋な計らいに感謝。
そういえば初詣がまだだったので、ここでさせていただくことにした。
先客の方の拝礼が美しかった。
この展望コーナーからの眺め、何度も撮っているけど飽きない。好き。
何度も通っている場所でも、違う日に、違うカメラで撮ると、違う風景に写る。だからカメラはやめられない。
そうこうしているうちに岩場に着いた。
これがライカQ2の海。派手すぎず、落ち着いた深みのある青だ。雨宮天さんはこれを青だと認めてくれるだろうか。
山を下って、次は大堤防を目指す。
つい先日まで改修工事をしていたけど、すっかりキレイになっていた。
ヨットハーバー。
最後に東浜へ。
逆光で撮っても全然大丈夫。
あと、EVFもかなり優秀。ミラーレスだとニコンのZがメチャメチャ見やすいけど、それに匹敵するくらい良い。
ボクの帰り道は左前方ですね(笑)
さて、次はどこへ行こうか。ボクの新たなる相棒、ライカQ2よ。
ライカQ2で近所の公園を撮ってきた
ライカQ2を買った。
ライカQ2を買った。
大事なことなので二度言ってみた。
なぜ買ったかはまた別の機会に書こうと思うけど、とにかく一刻も早く外に持ち出して撮ってみたかった。
で、ようやく休日になったので、今朝、散歩がてら、近所の公園へ行って撮ってみた。
ただの鉄塔。
凍っていた池。鯉はちゃんと動いていた。凍っていなかった。よかった。
タケノコ掘り、ダメ。ゼッタイ。
ただの散歩道。
ただの葉っぱ。
ただの葉っぱパート2。
ただの落ち葉。
ただの散歩道パート2。
寒すぎて水道にタケノコ生えてた。
キノコも生えてた。
ただの木々。
ただのバスケットゴール。
ただの雑草。
ただのガードレールと落書き。
富士山も見えた。
気がついたらあっという間に二時間くらい経っていたので帰ることにした。午後は映画館に行きたいね。
ちなみにここに上げた写真、全てDNGからJPGに変換したものだけど、露出とホワイトバランス以外は何もイジっていないです。
使用感とか詳細は、また別の機会に。
ライカQ2、イイです。良い買い物をしました。高いけど。
もっと仲良くなろう。