「OLYMPUS TRIP35」で江ノ島を撮っていた
「OLYMPUS TRIP35」というフィルムカメラがある。
自分はこのカメラが好きで、よく持ち出す。
<好きなところ>
- コンパクト
- 電池がいらない
- 結構よく写る
- 気軽に撮れる
- 40mmという絶妙な焦点距離
フィルムカメラのことをよく知らない人でも、ほぼ「写ルンです」感覚で撮れちゃう。
基本、ファインダーを覗いて、シャッターを押して、フィルムを巻き上げる。それだけ。
ただひとつ、「ピントを合わせる」という作業だけは必要。
被写体までのおおよその距離を確認して、人のマークでピントを合わせる、いわゆる「目測カメラ」。「ゾーンフォーカス」っていうヤツ。
1人=1m、2人=1.5m、3人=3m、山=∞。こんなカンジ。
これだけ見ると最初は戸惑いもあるかもだけど、いざ撮ってみるとそんなにズレない。大丈夫。
昨年11月にこのカメラを持って片瀬江ノ島に行った際のフィルムを、最近になってようやく現像に出して返ってきた。まあまあ撮れているから、見てやってほしい。
江ノ電の江ノ島駅に来たらみんな撮るやつ。多分最短の1mで撮ってる。
どう?まあまあ合ってるでしょ、ピント。で、背景もそれなりにボケてる。
これもたぶん1m。「僕の顔をお食べよ」。
こんな遠景を撮るなら、もう山のマークに合わせっぱなしでOK。これで無敵!
あとはもうとりあえず見てちょーだい。
そろそろ帰ろうと思ったけど、まだ数枚撮れそうだったので、最後は ROUTE134 の歩道橋の上から撮った。
サーファーさんたちのお帰りを撮ったら、フィルムが終わった。みんなおつかれさま。
今回使ったフィルムは、「Lomography Color Negative 100」。
確か家を出る時は晴れ予報で、でもいざ着いてみたら曇りがちだったので、ISO100は失敗したと思った。でも撮ってみたらまあまあよかったので結果オーライ。
このカメラで、ネガフィルムで撮る時はそのくらいの心持ちでいい。細かいことは気にしない。
ところで「目測」って、たぶんみんな何かしらの「自分基準」を持っているんじゃないかな。
自分の場合は、だいたいこんなカンジ。
- 1メートル:「めいっぱい手を伸ばすんだけど、あとちょっと、届かないかな?」くらいの距離
- 1.5メートル:「もし自分がこのまま『パタン』と前に倒れたら、あそこならアタマぶつけるかな?」くらいの距離
- 2メートル:「掛け布団を『ぶわっ!』ってしたら、先っぽはちょうどあのへんかな?」くらいの距離
- 3メートル:「軽自動車1台分ほど先かな?」くらいの距離
たぶん参考にならないし、参考にしない方がいいと思う。知らんけど。
「OLYMPUS TRIP35」、いいカメラだよ。