ぴっぴ、ブログ始めるってよ

雑食系多趣味オジサンが気まぐれで何かについて語ったり写真を上げたりするブログです。

2018年の春アニメを振り返る

こんにちは。ぴっぴです。

またまた遅くなってしまって恐縮ですが、忘れないうちにいつもどおり備忘録も兼ねて春アニメの感想を綴っておきたいと思います。

 

 

 

2018年の春アニメ

若おかみは小学生!(評価<暫定>:★★★★★)

2クールものなので、これを書いている現在もまだ放送が続いている作品です。

放送時間が日曜7:14~、原作が「講談社青い鳥文庫」であることからもわかる通り、ターゲットは明らかに小学生です。

ただ、小学生向けのアニメと侮ってはいけません。これ、むしろオトナが観た方が楽しめるのではないかと個人的に思っています。脚本がしっかりしていてわかりやすく、登場するキャラクターもみな魅力的で、大いに楽しめる作品になっています。

今後の展開も楽しみなのですが、さらに劇場版が9月21日に公開を予定されており、こちらの方も今からとても楽しみですね。どんな客層が集まるのかも少々楽しみだったり(笑)

 

ニル・アドミラリの天秤(評価:★★★☆☆)

こちらは女性向け恋愛アドベンチャーゲームが原作となっています。こういう明らかな女性向け作品は今まで基本的に観なかったのですが、大正時代という舞台設定や絵柄の雰囲気が良さげだったので観てみることにしました。主人公のツグミちゃんも可愛かったし(笑)

最後まで観ましたが、男性でも違和感なく楽しめる作品だったと思います(ED映像に限ってははなかなかにキツイものがありましたがw)。ただ、何しろ男性キャラが数多く登場するので、自分は途中で誰が誰だかわからなくなるという脳内混乱を引き起こしてしまいました。もっともこれは登場人物が多数出てくると覚えるのが苦手という自分自身のアホが原因なだけで、特に作品自体に欠陥があるワケではないと思いますが。

なので、もし自分と同じような苦手意識がある方は、できるだけ時間をおかずにまとめてご覧になった方がいいかもしれません。

 

あまんちゅ!~あどばんす~(★★★☆☆)

こちらは2016年に放送された「あまんちゅ!」の続編です。

実はその前編を観ていなかったので、こちらの放送が始まる前に予習のつもりで観ていたのですが、そちらがとにかく自分の好みにドンピシャな作品で、今回も前編と同じように「キャラクターの成長が日常を通して自然体で描かれ、温かい気持ちになれる」ことを期待して見始めました。

序盤は期待通りの展開だったのですが…途中から現実離れしたファンタジックな話が増えたことに違和感を覚え始め、中盤からはいわゆる「ピーター編」と呼ばれる超展開な話が始まってしまい、自分の期待していた世界とは大きくかけ離れてしまいました。

最終回こそ当初の雰囲気に戻ってくれて安心したのですが、自分はてっきりてこちゃんの「アドバンス」取得までの道のりを前作同様の世界観で描いてくれるものだとばかり思っていました(何しろタイトルにそのワードを入れるくらいですから)。ところが振り返ってみると、今回の物語は真斗ちゃん先生と姉ちゃん先輩の不思議体験しか印象に残っておらず、肝心のてこちゃんの成長の過程がすっ飛ばされてしまっており、個人的には少々残念な展開でした。

よって評価は少々辛めになってしまいました。このあたりは賛否が分かれるところでしょうね。

 

ウマ娘 プリティーダービー(評価:★★★★★)

先に申し上げておきますが、自分は二十数年来の競馬ファンでもあります。なので、この作品に擬人化して登場するキャラクターのほとんどの現役馬時代をリアルタイムで見ていた世代であり、この作品には大きな期待を寄せていました。一方で、そもそも「ウマ娘」自体がスマホアプリから始まったメディアミックスコンテンツだったので、よくある「広告媒体としてアニメを利用しただけのモノ」になってはいないか?という不安も抱きながら見始めました。

結論から言うと、その心配は全くの杞憂でした。元となっている競走馬の実際の活躍やエピソードも尊重しつつ、夢と希望に満ち溢れたオリジナルなストーリーを巧みに加え、笑いあり、涙ありの、誰もが楽しめるアニメに仕上がっていました。

個人的に嬉しかったのは、これまで競馬に興味のなかった方々がこの作品を通じて競走馬たちの活躍を知ってくれたことですね。特にサイレンススズカについては、彼がいかに異次元な競走馬であったのか、それゆえに起きてしまった儚い最期も含め、数多くの方に知ってもらえたことは感無量です。

ちなみにオトナの事情からか、あるグループの競走馬だけが不自然にこの作品には登場しません。おそらく偉大な競走馬たちのイメージや名誉がアニメで汚されることなどを考慮しての判断だったのでしょうが、最終判断を下した方がこの作品の成功を今頃どんな想いで見ているのかと思うと…フヒヒヒヒーン!ってカンジですね(笑)

 

ピアノの森(評価:★★★☆☆)

こちらも原作の評価を周囲から聞いたいたことと、自分自身がピアノを習っていた経験もあり、放送を非常に楽しみにしていました。

幼少期時代の話の舞台設定やキャラクターの個性の描き方がとても魅力的で、前半はとても楽しめました。一方で、後半のストーリーはいまひとつまとまりに欠けていたように思われます。放送枠の都合上構成が難しかったのかなと思いましたが、来年1月から続編の放送が既に決定しているということですが、それであれば幼少期時代の部分にもう少し時間を割いてほしかった、という思いです。もっとも自分は原作を読んでおらず全体の分量を知らないので、なんとも言えないのですが…

あとは、見せ場でもあるはずの演奏シーンが不自然なCGで処理されてしまっていたことも残念でした。CGを使うこと自体は技術的に仕方ないのだろうと思いますが、もう少し上手な描き方、見せ方をしてくれていれば異なった印象になっていたかもしれません。

とまあいろいろ書きましたが、たぶん1月からの続編も観ることになるでしょうw

 

デビルズライン(評価:★★☆☆☆)

はい。先に言っておきます。これはなんとなく見続けちゃったヤツですw

とりあえず見始めたら次回が気になってしまい、だからこそ最後まで見続けたので、その点ではうまいこと作られていたのだと思います。

ただ、最終回まで見終えると、どうもいろいろととっ散らかったままでなぜそのようなエンディングになるの?というのが謎でいまだにモヤモヤしています(笑)

もう一回キチンと観ればもしかしたら分かるのかもしれませんが、あえて見返すほどの作品でもないかなぁ。つかさちゃんチョロすぎなんだよなぁ(笑)宮野真守さんのED曲は雰囲気あって好きです。

 

ゴールデンカムイ(評価:★★★★☆)

これも最初は特に期待もなくなんとなく見始めたのですが、いやいや始まってみたら面白いこと!登場人物全員アタマおかしいぶっ飛んだ人間ばかりで息をつくひまもなく最終回まで見終わってしまいました。

途中、「これ最終回どうまとめるんだろう???」というギモンを抱きながら観ていたのですが、案の定10月から二期が決定している変則2クール方式でした。そりゃそうなりますよね。もちろん観ますけど!

なお、こちらに登場するアシリパちゃんは春アニメのベストヒロイン候補のひとりですね。

 

宇宙戦艦ティラミス(評価:★★★☆☆)

まったくもってバカバカしいアニメです(褒め言葉)

何も期待せずアタマを空っぽにして、ただくだらないオチと下ネタを受け入れる準備だけして観るアニメ。毎シーズンこういうのが一本あってもいいでしょう。それ以上でもそれ以下でもないかなぁ。

ちなみにこちらも変則2クールで、同じく10月から二期が放送予定となっております。また観ちゃうんだろうなぁw

 

3D彼女 リアルガール(評価:★★★★★)

こちらは全くのノーマークで、実は放送開始当初は観ていませんでした。ただ、一部のフォロワーさんから高評価を受けていたのを見て、これは見逃したら後悔することになるかもしれないと思い、急いで追いかけましたw

結論ですが、これはホントに観ておいてよかったです。ハッキリ言って作画は危なっかしかったですが(笑)、それを補ってあまりあるお話の数々でした。各キャラクターの個性づけと、そこを上手に描ききっている痛々しくも微笑ましいストーリーが毎回胸に突き刺さりました。未読なのですが原作がしっかりしているからこそなのでしょう。

惜しかったのは、地上波放送地域が限られていたせいもあってか、世間的認知度が不当とも思えるくらい低かったこと。地域拡大して再放送してくれませんかねぇ。でもそうするとただでさえ売上の芳しくない円盤がますます売れなくなっちゃうかw

で、こちらもまだ話が完結しておらず、来年1月からの第二シーズンに続きが委ねられました。まもなく実写映画の方も公開となりますが、アニメの第二シーズンとの兼ね合いが不明なので、ネタバレが怖くて観に行けそうもありません(笑)

ちなみに石野さんは春アニメの助演女優賞ということでよろしいでしょうか。この子の存在はこの作品に決定的な力を与えたと思います。ナイスキャラです!

 

多田くんは恋をしない(評価:★★★☆☆)

登場人物をつないでいるのが写真部であり、作中でもカメラで写真を撮るシーンがたびたび出てくることもあり、カメラが趣味な自分としては観ないわけにはいきませんでした^^;

キャラ設定もよくできていて、登場する女の子たちも可愛いし、一貫して楽しめました。が、良作揃いの春アニメの中にあってはこの作品を特別に推すまでのポイントは見つけられませんでした。多田くん以外のメンバーそれぞれに生まれている恋心に少しずつ触れながらストーリは展開していき、終盤に多田くんの心情に話が大きくシフトして最終回へとつながるのですが、中盤にそこに至るまでの伏線や過程をもう少し描いていたらさらに話に厚みが出たような気がします。ちょっと辛めですが星は4に近い3かなぁ。

それにしてもオーイシマサヨシさんの歌うOPは聴き出すとクセになりますね(笑)

 

こみっくがーるず(評価:★★★★★)

ああ、いつものきらら枠なんだろうなあと思って見始めましたが、本作はちょっと違いましたね。とにかくストーリー展開がスピーディで小気味よく、次々と放り込まれるギャグはスパイスが効いていて、でも必ずどこかにほろりとさせられる場面も入っていて。正直言ってここまで完成度高い作品だったとは思いませんでした。これは文句なしの満点でしょう!

個人的なお気に入りポイントは、オトナ組の話もしっかり描いてくれたところでしょうか。寮母さん、担当編集さん、担任の先生。あーもうみんな大好き!w

 

ひそねとまそたん(評価:★★★☆☆)

この一風変わった設定は好き嫌い分かれるんじゃないかな。自分は特に気になることもなく、そこは楽しんで観ていました。

ただ、ラストのまとめ方が少々強引で説明不足だったのは残念です。やっぱり結末って大事ですねぇ。一度観たらクセになるED曲映像だけは一生アタマから離れることはないでしょうw

 

ヲタクに恋は難しい(評価:★★★★☆)

とにかく第一話が最高で、それはもう期待して見続けました。あるある話が毎回散りばめられていて、共感が止まりませんでしたね。

…なんですが、肝心の恋愛ストーリーの方はほとんど何も進展することなく淡々と最終回を迎えてしまいました。聞けば原作の連載がまだ続いているということで、そんな中で結末をつけるのは難しかったでしょうしやむなしかとは思います。が、やっぱりそこが物足りなかったのは事実かなぁ。最初からサザエさんみたいなものだと思って見ていればよかったのでしょうけどね(笑)

 

ヒナまつり(評価:★★★★★)

自分はこうしてアニメは毎シーズン観ているのですが、マンガは滅多に買いません。

ですが、この作品だけは放送終了後のロスに耐えきれなくなり、原作のマンガを(現状の)全巻買い揃えてしまいました。こんなことをしたのは初めてです。すなわち、そのくらい夢中になってしまった作品ということです。完敗です。完全にノックアウトされてしまいました。

あれだけ腹がよじれるくらい笑わせておいて、不意打ちで泣かせる話をぶっ込んでくるのはもはや反則技です。村川梨衣さんのOP曲は詐欺で訴えたいくらい本編と無関係にいい曲だし、新田が歌うEDの方はもうタイトル見ただけで笑えるし。とにかく全てにおいてハイクオリティな作品でした。

ちなみに原作読む限り、体制さえ整えば十分に二期を放送できるだけのネタは揃っているハズです。こんなん期待せずにいられるワケがありません!二ー期!二ー期!二ー期!(笑)

 

魔法少女サイト(評価:★★★☆☆)

 
この手のブラックな世界の作品は苦手なのですが、なぜか最後まで観てしまいましたね。観てしまった以上は私の負けです(笑)

内容については特にコメントすることもないのですが、とりあえずアニキがクソすぎることがこの作品の自分にとっての全てですw

 

ダーリン・イン・ザ・フランキス(評価:計測不能(神))

はぁー。終わっちゃいましたねぇ…

ま、この作品に関してはもう今さら何も申し上げることはございません。全てが綿密な計算のもとに作り上げられている作品で、登場人物の心理描写もお見事。どうまとめてくるのかが関心の的だった最終回も、満足な結末で何よりでした。

個人的には杉山勝彦さんに思い入れがある分、やはり音楽に対するこだわりの強さが印象的な作品でした。EDだけで6曲も使うのは一見どうかと思うかも知れませんが、全編通して観た方ならそれぞれキチンと意味があって使われていることは理解されていると思います。

後々、2018年はどういう年だったか?と問われた時に「ダリフラが放送された年」と記憶することになりそうです。

 

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(評価:★★★★★)

みんな大好き「ソードアート・オンライン」の外伝。果たしてどんな話なのか?と放送が始まる前から興味津々でしたが、始まったらもう夢中!本編を知らなくても楽しめる上、キャラクターの魅力、戦闘(ゲーム)の醍醐味などが存分に堪能でき、展開も一貫してスピーディで視聴者に一切の退屈を許さない見事な作品でした。このアニメ嫌いな人、いるんでしょうか?いや、おらんでしょ。こんな痛快な話、楽しいに決まってる!

自分はこのアニメ、「ガールズ&パンツァー劇場版」と共通点の多い作品だなぁと思いながら観ていました。戦闘といいつつもバーチャル世界なので生死には関わらないので安心して観られる点、昨日の敵は今日の友(&その逆)といった描写がある点、作戦面の練り込みや戦闘時の心理描写が見事な点、等々。ピーちゃんもなんだかボコみたいだしw

ただ一点だけクレーマー的なケチをつけさせていただくなら、それは地上波の放送時間。ダリフラで毎週心をズタズタにされた直後の時間帯だったので、気持ちの切り替えが大変でした(笑)ここは休憩時間が欲しかった!いや、リアタイしなければいいだけの話なんですが…^^;

ま、それくらいしかケチをつける点がないくらい素晴らしい作品でした。

 

まとめ

今回は途中で切った作品は載せていません(「Caligula -カリギュラ-」「かくりよの宿飯」「魔法少女 俺」「重神機パンドーラ」「BEATLESS」「LOST SONG」あたりは途中までは観ていました)。にもかかわらず17作品も完走しちゃったんですね。観過ぎですね(笑)

ま、裏を返せば豊作だったってことの証でしょう。ダリフラは別格、若おかみはジャンル違いってことで別扱いにしたとしても、今回5点をつけた作品はいずれも別シーズンだったら覇権になっていてもおかしくなかったです。超楽しかった!

夏アニメも始まって数週経ちましたが、そろそろ自分の中で白黒がついてきました。生き残った作品たちが自分を目一杯刺激してくれることを期待しています。

それではみなさま、引き続きどうか楽しいアニメライフを!